名古屋市で実家を片付けるときの手順|粗大ごみ・家電リサイクル・業者の使い分け
2026/10/29
「名古屋の実家を片付けたいけれど、何から手を付ければいいか分からない」「粗大ごみで出すか、業者に頼むか決められない」という相談は少なくありません。
結論から言うと、名古屋市の実家の片付けは、①売れる物を先に査定に出す、②家電4品目は家電リサイクルの窓口へ、③残った大きな物は粗大ごみ、④量が多くて間に合わない分だけ市の許可業者に頼む、の順で考えると費用と手間を抑えやすくなります。
この記事では、名古屋市の公式情報(2026年10月時点)をもとに、粗大ごみ・家電リサイクル・一時多量ごみ・自己搬入・業者の使い分けを整理します。
名古屋市で実家を片付ける前に決めておくこと
制度を調べる前に、片付けの条件を家族で決めておくと、どの方法を選ぶべきかがはっきりします。
いつまでに終わらせるか、誰が立ち会えるか
売却や賃貸の予定、施設への入居日など、期限があるかどうかで選べる方法が変わります。名古屋市の粗大ごみは地域ごとに月1回の収集なので、期限が近い場合は粗大ごみだけで片付けるのは難しくなります。遠方に住んでいる場合は、立ち会える日を先に決め、その日に査定や搬出をまとめると移動の回数を減らせます。
「残す・売る・処分する」に分ける
通帳や権利書、保険証券、写真、形見として残したい物を最初に取り分けます。そのうえで、売れそうな物と処分する物に分けていきます。迷う物は一か所に集めておき、家族で確認してから判断すると、あとで「捨てなければよかった」となるのを防げます。
名古屋市の粗大ごみを使う
大きな家具や布団などは、市の粗大ごみで出すのがいちばん費用を抑えられる方法です。2026年10月から対象の基準が変わったので、以前のつもりで分けないよう注意してください。
令和8年10月から「45リットルの袋に入らない物」が粗大ごみに
名古屋市では令和8年(2026年)10月から、粗大ごみの対象が「容量45リットルの指定袋に入らないもの」になりました。9月までは「30センチ角を超えるもの」が基準でした。袋に入る物は可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック資源として通常の収集日に出します。袋の口が結べない場合は粗大ごみになります。
申し込みから収集までの流れ
粗大ごみは事前申込制で、インターネットか粗大ごみ受付センターへの電話で申し込みます。手数料は品目と大きさで決まっており、手数料納付券を購入して貼って出します。市の「粗大ごみ処理手数料の例」では、たんすは最大の辺の長さで金額が分かれています。実家の家具は大きい物が多いので、申し込み前に品目ごとの手数料を確認しておくと全体の費用が見えてきます。
冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビは家電リサイクルへ
実家の片付けで迷いやすいのが大型家電です。この4品目は粗大ごみでは出せません。
名古屋市では収集しない
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象で、名古屋市は収集していません。買い替えるなら買い替え先の店、そうでなければ購入した店に引き取りを頼みます。購入店が分からない場合は、近くの家電販売店に相談するか、郵便局で家電リサイクル券を用意して指定引取場所に自分で持ち込む方法があります。持ち込みの場合はリサイクル料金だけで済み、収集運搬料金はかかりません。
処分の前に、売れるかどうかを確認する
製造から年数がたっていない冷蔵庫や洗濯機は、中古品として買い取れることがあります。処分にはリサイクル料金がかかるため、先に本体のラベルでメーカー・型番・製造年を確認し、査定を受けてから決めるのがおすすめです。品目ごとの手放し方は「冷蔵庫の処分方法5選」「洗濯機の処分方法5選」で詳しく解説しています。
量が多いときは一時多量ごみ・自己搬入も
実家の片付けでは、粗大ごみの数や通常のごみの量が一度に増えます。名古屋市には、そうした場合の制度もあります。
一時多量ごみ(市の許可業者に依頼)
引っ越しや遺品整理などで一度に大量のごみが出る場合は、名古屋市の一般廃棄物収集運搬の許可を受けた業者に有料で依頼できます。区ごとの許可業者の一覧が市のサイトで公開されていて、業者によって室内の整理から頼めるところ、ごみ置き場からの運搬だけのところなど対応範囲が違います。依頼するときは「一時多量ごみ等処理申込書」を業者に提出します。
自己搬入(車で処理施設に持ち込む)
車が使えるなら、ごみが出た区の環境事業所で手続きをして、処理施設へ自分で運ぶ方法もあります。手数料は10キログラムごとに270円で、搬入できるのは平日(月〜金)です。可燃ごみと不燃・粗大ごみは同じ便で運べないなどの決まりがあるので、事前に環境事業所で確認してください。
まだ使える物の引き取り先
名古屋市は、まだ使える不用品を処理手数料なしで引き取る「ジモティースポット名古屋」を案内しています。値段は付かなくても使える物は、ごみにする前にこうした窓口を検討する価値があります。営業日や受け付ける品目は市のページで確認してください。
売れる物は先に出張買取へ
どの方法で処分するにしても、量が減るほど費用と手間は小さくなります。粗大ごみの申し込みや業者の見積もりの前に、売れる物を先に出しておくのが効率的です。
実家で値段が付きやすい物
年式の新しい家電、状態の良いタンス・食器棚、まだ使えるゲーム機やカメラ、楽器などは、査定の対象になりやすい品物です。古い物でも、海外販路や部品としての価値が見込める場合があります。実家の片付けでの出張買取の使い方は「実家じまいで出た家具・家電はどうする?」にまとめています。
出張買取ならまとめて運び出せる
出張買取ウリトラは、出張料・査定料・キャンセル料が無料で、買取が決まった品物は運び出しまで行います。大型の家具や家電を自分で外に出す必要がないので、粗大ごみに出す物を減らしたいときにも使いやすい方法です。
業者に頼むときに気をつけたいこと
期限が迫っている、量が多すぎるという場合は業者の力を借りることになります。そのときは次の点を確認してください。
家庭ごみを回収できる許可があるか
名古屋市は、市の許可のない回収業者を利用しないよう呼びかけています。古物商や産業廃棄物収集運搬業の許可では家庭ごみは回収できません。不用品回収全般の考え方や業者の選び方は「不用品回収とは?費用の考え方・回収できない物・業者の選び方」で詳しく解説しています。
名古屋市の実家の片付けについてよくある質問
実家の片付けで出たタンスはどうやって出せばいいですか?
45リットルの指定袋に入らないため、名古屋市では粗大ごみとして申し込みます。手数料は最大の辺の長さで決まります。状態が良い物やブランドの物は、粗大ごみに出す前に査定を受けると処分費用をかけずに手放せる場合があります。
実家の冷蔵庫を粗大ごみで出せますか?
出せません。冷蔵庫・冷凍庫は家電リサイクル法の対象で、名古屋市は収集していません。販売店に引き取りを頼むか、家電リサイクル券を用意して指定引取場所に持ち込みます。年式が新しい場合は買取できることもあります。
遠方に住んでいて何度も実家に通えません。どうすればいいですか?
立ち会える日を決めて、その日に買取の査定と搬出をまとめるのがおすすめです。残った物は、市の許可業者に一時多量ごみとして依頼する方法もあります。事前に写真で状況を伝えておくと、当日の作業が短く済みます。
まとめ|名古屋市の実家の片付けは「売る→家電リサイクル→粗大ごみ→許可業者」の順で
名古屋市で実家を片付けるときは、まず残す物を取り分け、売れる物を査定に出してから、家電4品目は家電リサイクル、大きな物は粗大ごみ、間に合わない分は市の許可業者に頼むと、費用と手間を抑えられます。2026年10月から粗大ごみの基準が「45リットルの袋に入らない物」に変わっているので、分け方にも注意してください。
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